だいの字かわら版

１０月２１日(水)
小学校の本部でバザーの片付け終了、帰宅。
お腹が空いててんこもりのカレーを用意。



さて、お楽しみ「フリーター、家を買う。」を見ました

当初、コメディタッチのお気楽ドラマだと勝手に思っていた
だいの字。ニノファンに怒られますな

これは、ぜひ今後の日本のワークライフバランスを
考えていらっしゃる面々に花丸おすすめのドラマ。
仕事のこと、家族のこと、いろいろ考えさせられました

就職したのも束の間、「意味わかんねぇ」新人研修に上司の言う
慣例。それにガマンできず誰にも相談せず三ヶ月で退社してしまった誠二
(二宮和也)。

それを責める真面目ひとすじ。
「お前たちを食わすために一生懸命働いてきたんだっ」
と眉間に青筋立ててまくしたてる親父(竹中直人)。

そして、
「誠二の決めたことだから」
と温かい目長い目で見守るお母さん(浅野温子)。

でもことあるごとに
「専業主婦が年に二回旅行に行けるだけでもありがたいと思えっ！」
「お前がのん気にしてるから！」
「お前が甘やかすから！」

ちくちくと母を責めている父・・・
あんたは悪くないのかっ？くそ親父っ
と言いたくなります！

そして、再就職のためのつなぎとばかりバイト先でも
いい加減に仕事をする誠二。
次ツギ職を変え、しまいには就活もバイトも辞めてしまい
ゴミだめのような部屋でゲームばかりしています

姉は開業医の妻としてとっくに家を出ていました。

そんなこんなで少しずつ、少しずつ歯車が狂っていくお母さんに男どもは気づきません。

そして・・・
姉の嫁ぎ先の留守電に３８回入っていた「ごめんなさい」、
真っ暗闇の台所に座り込み

「ごめんなさい、ごめんなさい・・・
今日も死ねませんでした。
ごめんなさい、ごめんなさい・・・
今日も死ねませんでした」

と体を揺すりながらつぶやきつづけるお母さん

ついに姉と誠二、そして帰宅した父が異常なお母さんの姿を
見たのでした

精神科に行った後、話あう家族。
でも父は病院にも付き添わず、挙句

「寿美子があんなザマになったのも誠二、お前のせいだっ！」
と誠二を責めます。
息子を攻め立てる父に姉は言います、
「お父さん、お母さんのあんなザマって何よっ！
ストレスを取り除くことが必要だってお医者さまだって言ってるのに
家族がそんなんでどうするのっ？？」

ああ、このドラマに井川遥扮する姉がいて良かった！
でなかったら、怒怒怒続きで最後には頭が噴火しそうになってしまうところでした！

「お前はあんな変な会社、こっちから辞めてやったと思っているようだが
会社にお前がふるいにかけられたんだぞっ！」
と言うお父さんの言葉は、嫌な親父だけど、鋭いなと勉強。
時に怒り、時に泣き実に真剣に満足感を持って見ていただいの字でした。

夜長女が嵐ファンとして「フリーター・・・」を見たいと言うので
(あのドラマは絶対この子の為にもなる)
と、「毎週ぜひ見なさい」と言い残し、双子と先に寝てました。
すると早めに帰宅したおとうが、ドラマを見終わって泣いていた
長女を見てびっくり。
私とケンカしたものと思ったらしい・・・(失礼な)

「誠二のお母さんが可哀想」とあまりにも泣くので
久しぶりに隣に添い寝して２人で寝ました
「ごめんなさい」とつぶやきつづけるお母さんの姿が衝撃的で
「怖かった」
と長女。
でもね、ごく普通のお母さんたちがいつ寿美子みたいになってもおかしくないんだよ。
心の中でつぶやきながら、布団から出ただいの字でした。

次回からも期待度１２０％の「フリーター、家を買う。」なのでした