だいの字かわら版

　翌日、少し早めの帰宅となり、なぜか双子の下校時間と
重なってしまった長女Ａ、家の前でもうもめています
「お～い、ジュン、ジョウ待ってよっ」
「なんだよっ、Ａ」
家の中に入るなり、
「昼はカレー一杯だけやで、カレーだけっ、むっちゃお腹すいてんだけど」
ポテトチップと、こけももパイを用意し、オヤツに・・・
「あっ、Ａ、ずるっあんなに食べた」
「だってカレー一杯だけやでっ」
「じゃあ、夕飯くらいいっぱい今食べたいのっ」
しまいに怒ったおかあ。
「一緒に帰ってくんなっ、ケンカばっかりしてっ、ケンカばっかりするなら
３人で出てってよっっっっ」
「こわっ、・・・そういえば、貝持ってきたで。
七つだけなっ」
「・・・そっか」
あわてて、ボールに水をはり、塩も入れアサリを投入。
砂だしされるために上に薄い冊子を置き、キッチンの隅に・・・

ところが、
「ああっっっ誰っ水こぼしたのっキッチンマットがびっしょり・・・」
「ぼくじゃない」
「ぼくでもない」
「水筒置きに来た子でしょっ」

タオルでふき取るだいの字
額にはイラッのしるしが・・・

怒鳴って、怒鳴って・・・
３人一遍に帰るといつもこんなです、とほほ・・・